日本の留学代理店カウンセラーとして下積み後、カナダの語学学校の日本人カウンセラー経験、オーストラリアの現地留学エージェントのカウンセラーとして、あらゆる視点に立ち、現在留学NPOの代表として運営を担っています。

実際の留学生やワーホリメーカーと少しでも近い距離で、アットホームで相談しやすいカウンセリングをモットーに現在は「ただ代行」するだけではないエージェントとして、留学手続きのノウハウを留学インストラクターとして個別コーチングをしています。

スポーツによる怪我防止の為に始めたヨガに出会い、現在は留学先でのストレスマネージメントとしてのヨガを勉強中。2019年末にはカナダにてヨガインストラクター資格(RYT200)を取得。常に新しい可能性を追求する留学インストラクター。

“リブレを着けてた2週間が恋しいと思うくらい楽しかったんです。”

こんにちはコウダイです。

クリスマスが目前に迫った12月、キリスト教社会は12月25日前後が大型連休となるので、欧米諸国はもう休み目前です。今年は18日(金)が仕事納めの人も多いわけで、実質、今年はあと10日状態になってしまいました。まだ12月前半だなんて悠長な事は言っていられませんね。

そんな私の「糖質気になる生活」の発端は今年の秋、栄養素検査と呼ばれ、現在の自分の身体の栄養素を多岐に渡ってどのようになっているかを調べる血液検査を行ったからでした。

検査後の結果とカウンセリング待ちに約1ヶ月、やっと11月に自身の結果解析を診断してもらったのが数週間前。

栄養素検査と呼ばれるこの検査は、オーソモレキュラー療法とも呼ばれているのですが、簡単に説明してしまうと、「自分の身体の中に吸収されている栄養素を知る事によってピンポイントで食事料方などを用いて対応をする栄養学療法」と言えば分かりやすいと思います。

例えば、マルチビタミンなどのサプリメントの中身を見れば、「人間に必須のビタミンがこれひとつ(一本)に含まれています!」などの宣伝文句で便利感満載が前面に押し出されていますが、人間ひとりひとりによって生活スタイルや食事、DNAによって栄養吸収率が異なります。人によってはビタミンD3がビタミンCが足りない人もいれば、ビタミンAが多かったり、B群が過多になっている場合もあるでしょう。

そこで、血液検査を行い自分の中の栄養素バランスを調べ、自分にとって必要な栄養素を確認し、必要なものを加え不要なものを抑制し、人間にとっての身体のパフォーマンスや免疫力を上げるという事を目的としています。もちろん、WHO(世界健康機関 )が定める数値が全て正しいとも限らず、かといって日本の健康機関の数値が絶対というわけでもありません。

自身にとって必要な数値は、また人によって異なる為、個人差があるわけです。

“保険適用外なのでやる人は少ないがコレひとつでかなり自身の事が分かる”

ですので、必ずしも平均値を追う事を全てとするのは間違っていますが、異常な数値は内臓のどこかがうまく作用していない事が原因であがってしまい、身体に異変を起こしたり、病気の原因になったりする事は医療の現場で大抵の事が解明されています。

そして、やたらめったらとサプリを摂取するのではなく、自分に必要なものだけを取り入れるようにし、身体を調整します。人間の身体が一度に吸収できないサプリなどに含まれる栄養素は、不純物やゴミと化してしまい、身体に溜まってしまう事もあり、それではせっかく飲んでいるサプリも意味がないどころか内臓や消化器官等の炎症の原因にもなり逆効果になってしまうそうです。サプリを飲んでいれば、何となく元気になる勘違いのプラシーボ効果も発生するから良いじゃいかと思っていましたが、それでもゴミとして身体に残ってしまい悪影響を及ぼすのであれば、元も子もありません。

例えば、一部の栄養素がうまく吸収されていない原因は内臓や消化器官の不調が原因となっている事もあるそうで、血液検査の後に受けた医師のカウンセリングで、私の場合は胃と腸の不具合や炎症が起こり、副腎も疲れ気味で栄養素がうまく吸収できていない状態である事が分かりました。(自覚症状は全くないのですが💦)

そして、「なんとなく身体の調子が良いから」と、人間の必須栄養素であることから、亜鉛サプリメントを数年前から愛飲を続け、身体の調子が良かった事からも、多少なりとも自信があった「亜鉛」項目にて、国際平均値より低い数値を見事に叩きだし、「身体に上手に亜鉛が吸収されていない」という事実が判明する事となりました。(あのサプリ代なんだったの?涙)

かねてから「人によって吸収率が異なる」事は聞いていましたが、例え吸収率が悪くても多めに摂取していれば大丈夫だろうと思っていた亜鉛であり、そう簡単に規定値オーバーをすることはない、又は規定値オーバーしていても、むしろパワフルな身体を手に入れられるだろうと安易に考えていた項目だった為、まさかの「亜鉛」が不足状態にあるだなんて、思いもしていません。その他の栄養素は比較的、基準値以上であり目立った不調は見られなかったのですが、まさかの「亜鉛」です。

医師の話を聞けば、十分な胃酸が出ていない事から(つまり早食いです!)、腸に負担をかけてしまい、腸が炎症を起こし荒れ(毎日快調ですので不調があるとは思いませんでした。汗)、うまく栄養素を腸から吸収しきれていないという事実は、他の数値の項目と照らし合わせても一目瞭然だったようです。

そこで、胃と腸への負担や炎症への原因を減らす為の、グルテン(小麦)やカゼイン(乳製品)の徹底的なカットと、すぐに始められて効果が出やすい「糖質制限」を実践することになりました。(私はグルテン、カゼインは昔行ったDNA検査でも体制弱いと出ていたこともあり)

何故、糖質制限に至るかというと、急激な血糖値の上昇は身体や血液に大きな負担をかけ、動脈硬化などの原因になる事が分かっています。身体の中の血糖値があがるとそれを抑える為に腎臓からインスリンという物質が分泌され、そのインスリンの発生させる為、腎臓が働かなくてはなりません。あまりにも疲労が溜まった腎臓は、インスリンの分泌機能が壊れてしまい、血糖値が乱行下。

激しく血糖値が上がったり下がったりする事は血糖値スパイクと呼ばれ、このスパイクが起きるとめまいが起きたりクラクラしてしまったりするのが「糖尿病」です。

糖尿病患者の場合は、このスパイクがおきると症状に合わせてインスリン注射を打つ必要があるので、「糖分」を摂取せずに、血糖値のスパイクを起こさなければ良いのですが、そもそも「甘い物」が大好きで、食べ過ぎてしまった事から、糖尿病になってしまっているので、ほとんどの人が「甘い物中毒」に陥っている状態ですので、甘い物が辞められません。甘い物を食べる度に血糖値があがり、「注射」をするのですから、「中毒」という言葉が完全にふさわしい言葉と言えます。

さて、私の場合は、糖尿病が原因ではない為、甘い物中毒の自覚はなく、血液検査の結果にてヘモグロビンA1cの数値は4.7%、空腹時血糖値は97mgでして、糖尿病にはあてはまらない数値であったのですが、血糖値スパイクによる乱行下を減らし、身体への負担を減らし胃腸の炎症を軽減し調子を正すという目的でした。

また、典型的なスパイクの症状としては、食後に眠くなってしまう症状なので、スパイクが減れば、昼食後の仕事パフォーマンスも向上します。

そこでおすすめされたのが、身体につける血糖値の観測器具であるフリースタイルリブレでした。糖尿病患者の場合は、保険適用になるそうなのですが、一般の場合は保険適用外(約7000円)です。それでも多くの経済人や著名人、インフルエンサーが使用体験談とその有用性を語っていますので、数値の読み方や目的に合わせた使用方法もウェブ上でほとんど収集する事が出来ます。

 

箱を開けると何やら謎の装置。白いカバーを外すと針が剥き出たバネが装着されたリブレの端末が現れ、カチっという音ともに二の腕背面部に突き刺して装着完了。

その針によって血中に伝わった血糖値を読み取り、スマホアプリや専用リーダーを使って、Bluetoothでスキャンし、空腹時、食前、食後の血糖値変化や1日に自然発生する自分の血糖値の波を調べてログにします。そのデータを分析し、自分にとって糖質があがりにくい食事方法や食材、タイミングを導き出します。

フリースタイルリブレを付けてからというものの、毎日何かをする度に携帯アプリを立ち上げ、自分の腕に近づけ血糖値を測定、その度になる「ピ」、という音がなりました。ひとつの装置の有効期限は動作開始後2週間なので、ひとまずは2週間この生活を続ける日々です。

2週間ばかしではありましたが、毎朝起きたら「ピ!」という音ともに計測される血糖値。どこかからか「ピ!」と妻が計れば、その数値をいくついくつ?と聞く日々は、もはやエンターテイメントに近いものもありました。

 

“空腹時焼き芋で血糖値が一気に上がり、その後爆下がりでぷちパニック(苦笑)”

 

玄米を食べたり、白米を食べてみたり。血糖値が下がると言われる菊芋に挑戦したり、とにかくゆっくりと食事を取る。焼き芋で血糖値爆上がりからの爆下がりで冷や汗をかいたと思えば、意を決して(!?) 久々に飲んだ好物の生ビールでは思ったより血糖値があがらず、安堵の思いをして、2杯目を頼んでしまったり。

最初はびくびくしていた針も装着後も痛みはなく、違和感があったのは最初の2日程度で、その後はまるで身体の一部のよう。

後から外して分かったのですが、針は柔らかい素材で出来ているので、装着時は全く痛くありませんでした。

“針の周りには強烈な粘着テープでお風呂で問題なし”

そしてついに2週間経ち使用期限が終わり、取り外す日が来たのですが、24時間毎日身体に一心同体となっていたリブレとのお別れの時は寂しさもこみあげてきました。

この結果、ゆっくり食べる事によって血糖値の上昇を抑える事が分かり、当たり前だと思って軽視していた事も改めて見直す事が出来るようになりました。血糖値が必要以上に上昇しなければ、不要なインスリンが分泌されない為、体内に入ってきた糖質を脂肪分に変えてしまう事がありません。その為、食べ過ぎたと感じても野菜やタンパク質中心、炭水化物を減らして糖質が少なくなればインスリン分泌が抑えられる。結果、太る事もなく、改めて糖質や糖分が身体に与える影響を理解出来た2週間でもあります。

10代、20代のうちは関係ないと思いがちですが、自分に適した食事を見つければ、若くから身体パフォーマンスがあがります。英語の勉強も捗り、脳みそが活性化されれば、良いアイデアも浮かぶかもしれません。悩みや辛い事のネガティブな感情が抑えられ、憂鬱な気分を解消できるのであれば、孤独で不安な留学生活においての解決策にもなり学習効率化にも繋がります。

文武両道というのは、実は一石二鳥であり、勉強しているだけではなく適度な運動を行い、正しい食事をする事は留学生活のパフォーマンスを上げる方法である事は間違いありません。甘いチョコやジャンクフードも魅力的ですが、無理ない程度で意識をすることによって、自己の抑制となれば、甘い物だけでなく、多方面からやってくる留学生活での甘い誘惑を断ちきる力にもなります。

この甘い誘惑が何かとは?これまた複雑なので、別の機会に書きたいと思いますが、糖質制限や栄養素を知る事は「自己管理能力」をあげる為のひとつの方法です。

2週間が経過し、「ピ!」 という音が聞けなくなってしまった今は、なんとなく寂しい気持ちが込み上がりますが、あの「ピ!」 の日々を思い出し、早食いだった自分を戒め、ゆっくりと正しい順番で食べ物を噛みしめます。

自分の身体なのですから、人やTVに言われて何かをするのではなく、自分で理解すること。留学にも同じ事が言えます。

自分の留学なのだから、他人はSNS、エージェントに言われて右往左往するのではなく、自分で理解をして決断する事が大切であると考え、私も日々単なる留学手続きを代行をするエージェントではなく、理解をしてもらう為のコーチングに日々努めています。

成功する為の留学の一歩は、自分で理解する事です。

自分の人生、他人任せにしてはいけません。

この信念をモットーに。いざ、あなたが海外の一歩を踏み出す際には是非ご相談下さい。

 

 

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